3つの領域の分析

一つひとつのPorductについて、その売れ行き(performance)、製造・提供にかかるコスト、人的資源や金銭的資源の投入状況、先行きの見込みなどが、ビジネスにどう関係しているかを把握する。

この作業を、一つひとつのMarketについて、一つひとつのDistribution channelについて繰り返し、ビジネス全体を把握する。

この作業の際には以下の2点に注意

  • Leadership positionを得ているかどうかの観点で、一つひとつのProductについて分析する。

Leadership positionを得ている = 製品・サービスが本当の顧客が望むものに合致

  • すべてのProducts、すべてのMarktes、すべてのDistributive channelsの先行きの見通しについて考察する時には、一つの領域だけの考察ではなく、すべての領域を同時に考察することが大切である。

人的資源や金銭的資源の分析時の留意点

人的資源や金銭的資源の配分はビジネスに大きな影響を持つため、Products、Markets、 Distributive channelsのどこにどれだけの資源を割り当てているかの分析は非常に重要である。

製造・提供にかかるコストとここで言う金銭的資源(Working capitalとOperating expense)は別の性質のものとして取り扱う。

製造・提供にかかるコストは原材料の性質が強く、使われるマンパワーや資金は、大抵、変わらない。一方、Working capitalやOperating expenseは唯一、割り当てを変えようと思えば変えられる資源であり、割り当て方は資源の分析の時には重要なポイント。