ナレッジはビジネス ch7
顧客のためのナレッジ
ナレッジはまず、顧客の満足と価値になるものでなければならない。卓越したものだけが、利益を得ることができる。業績は差別化の結果であり、差別化は自社の人々が持つ固有のナレッジがもたらすものである。
自社のナレッジがどれだけ自社のビジネスに貢献しているかを理解する。
自社でうまくいっていること、自社でうまくいっていないことを見ることが、自社のナレッジの貢献を知るためには一番の近道
ナレッジの5つの原則
ナレッジについては以下の原則がある。
- ナレッジが何かは簡単にわかる。他人も同じようにできることが明白に見えることだが、素晴らしく上手くできることがナレッジである。ナレッジを実践する人
- ナレッジ分析をするためには練習が必要だ。繰り返し練習すれば簡単になり、メリットが感じられるようになる。
- ナレッジは腐りやすい商品である。常に自社のナレッジを最高の状態に維持しておく必要がある。
- ナレッジは、最後には陳腐化し、使えなくなる。他のナレッジが必要でないか、と常に問う必要がある。
- 多数のナレッジのどれもが最強という企業は存在しない。ひとつのナレッジで強みを持つことだけでも十分に難しい。
自社のナレッジを分析するための4つの問い
- 適正なナレッジを保有しているか。それは業績を上げられる部分で役立っているか。ナレッジはナレッジでありつづけるために、進化しなければならない。
- 使ったナレッジに対して,ちゃんと対価を得ているか。効果的にナレッジが使えているかの観点。
- ナレッジはきちんと商品やサービスに組込まれているか。
- どうしたら,進化できるか。なにが欠けているか。どうしたら欠けているナレッジを生み出すことがでるようになるか。
ナレッジ分析の結果はMarket分析にフィードバックし、過少評価または見落していたビジネスチャンスを発掘に役立てる。Market分析の結果はまたナレッジ分析にフィードバックし、新しいナレッジのニーズの発掘に役立てる。